式内 惠曇神社(佐陀)

投稿者: kojiyama 投稿日:

Contents

概 要

社号 式内社 出雲国秋鹿郡 惠曇神社
読み:古 ヱトモ、現在 えとも
所在地 島根県松江市鹿島町佐陀本郷655
旧地名 出雲国秋鹿郡
御祭神 磐坂日子命(いわさかひこのみこと)
例祭日 10月13日

社格等

『延喜式神名帳』(式内社)
出雲国 187座(大2座・小185座)
秋鹿郡(アイカ):10座(並小)

『出雲国風土記』「恵杼毛社」
近代社格制度 旧村社

創建     年代不詳
本殿様式   大社造 檜皮葺

境内摂末社(祭神)

一口メモ

惠曇神社は論社二社がある。惠曇と書いてえぐもと読んでいたら、「えとも」が正しい。一昨年、近くの佐太神社まで来ていたが時間が取れずに回れなかった思い出がある社だ。県道37号線松江市鹿島支所の裏手の山。

歴史・由緒等

出雲国風土記の「恵杼毛社」に相当する。
祭神「イワサカ」は「齋境」の意であり、この浄域で祭る神が磐坂日子であり石坂日女であつたと思われる。本殿裏の丘に、祭神が越しかけたという巨石(座王さん)がある。古代はこの大岩に対する祭祀が行われたか。
江戸時代から恵曇の惠曇神社(江角大明神)との間で式社論争があった。
結果、県の判定により、惠曇町惠曇神社が式内に比定され、郷社となった。

祭神・磐坂日子命は素盞嗚尊の御子神で、当地を治めていた地方神。

座王さん

この石段を登った所より18m先の左側に三箇の巨石があって昔から「座王さん」と称しています。
これは恵曇神社の御祭神「磐坂日子命」が国土開発のため、その昔御国巡りの際の御腰掛の岩と伝えられています。
皆さんが参拝しやすいようにこの度石段を設置しました。
平成2年5月 恵曇神社 「社頭掲示板」

決して大きなお社ではないが、場所といい雰囲気のある佇まいで、個人的な感想だが街中の恵曇神社より小高い丘に土地を治めた人を神として埋葬し祀られ、より便利な人里に遷される例が多い。こちらが式内社としては有力な気がする。

境内・社叢

  
鳥居                       参道

  
狛犬                       狛犬と随神門


手水鉢

  
拝殿                       拝殿扁額

  
本殿                       神庫?境内社?

  
座王さん いかにも磐座らしい巨石が

地名・地誌

地 図

島根県松江市鹿島町佐陀本郷655

交通アクセス・周辺情報

県道37号線松江市鹿島支所の裏手の山。

参 考

「延喜式神社の調査」さん、他

Follow me!


0件のコメント

コメントを残す

アバタープレースホルダー

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA